睡眠効率とは? 計算方法と、数字の見方
公開: 2026-10-30
睡眠効率は、床にいた時間のうち、実際に眠れていた時間の割合です。CBT-I(不眠の認知行動療法)では、睡眠日誌から計算して、睡眠のスケジュールを見直す手がかりにします。
計算方法
睡眠効率(%)= 実際に眠っていた時間 ÷ 床にいた時間 × 100
実際に眠っていた時間 = 床にいた時間 −(寝つくまでの時間 + 夜中に起きていた時間 + 最後に目が覚めてから床を出るまでの時間)
計算例
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 床に入った時刻・床を出た時刻 | 23:00 〜 7:00(床にいた時間 8 時間 = 480 分) |
| 寝つくまでの時間 | 60 分 |
| 夜中に起きていた時間 | 30 分 |
| 目が覚めてから床を出るまで | 30 分 |
| 実際に眠っていた時間 | 480 − 120 = 360 分(6 時間) |
| 睡眠効率 | 360 ÷ 480 × 100 = 75% |
数字の見方
- 睡眠効率が低いときは、眠れていない時間を床の中で長く過ごしている状態です。CBT-I の刺激制御法は、眠れないまま床で過ごす時間を減らし、寝床と眠りの結びつきを取り戻すことを目指します。
- 1 日の値ではなく、1〜2 週間の平均で見ます。
- 数字を上げること自体が目的ではありません。床にいる時間を大きく減らす調整(睡眠制限法)は、始めたばかりの時期に日中の眠気が強くなることが報告されています。自己判断で行わず、専門家と相談しながら進めてください。
記録から振り返る
睡眠効率を出すには、床に入った時刻・床を出た時刻・寝つくまでの時間・夜中に起きていた時間の記録が必要です。Nyxtune では、これらを毎朝だいたいの感覚で記録できます。睡眠日誌のつけ方もあわせて参考にしてください。
睡眠日誌を、夜でも眩しくない画面で
Nyxtune は、CBT-I の考え方をもとに睡眠日誌をつけるための iPhone アプリです。 寝た時刻・起きた時刻・寝つくまでの時間・夜中に目が覚めた回数と長さを、だいたいの感覚で記録できます。 記録がたまると、睡眠時間と寝つくまでの時間の推移をグラフで振り返れます。
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参考資料
- Carney CE, et al. The Consensus Sleep Diary: Standardizing Prospective Sleep Self-Monitoring. Sleep. 2012;35(2):287-302(睡眠日誌の項目と睡眠効率の算出)
- Edinger JD, et al. Behavioral and psychological treatments for chronic insomnia disorder in adults: an AASM clinical practice guideline. J Clin Sleep Med. 2021;17(2):255-262(刺激制御法・睡眠制限法)
- Kyle SD, et al. Sleep restriction therapy for insomnia is associated with reduced objective total sleep time, increased daytime somnolence, and objectively impaired vigilance. Sleep. 2014;37(2):229-237(睡眠制限法の初期の眠気)